「災害は忘れた頃にやって来る。」

現在AM5時。
今のところ雪は降っていない。しかし寒い、俺の家には暖房器具が1つもないのだ。そろそろエアコンが欲しいなぁ〜。
今冬は暖冬だと聞いていたし、チョット前までは別に暖房器具が無くても全く寒く無かったんだけど、流石にここ数日は寒さでキーボードを叩く指が悴んでタイピングミスを連発。
お金はあるんだけど、エアコン買うか未だ考え中。
考えている間に夏来るかもしれない・・・。

9年前の今日、阪神淡路大震災が起こった。
あの日は俺が辞めた前の会社への初出社日のはずだった。（実際には会社の事情で入社日を前倒ししていたので違ったのだが）生まれて初めて体感する大きな地震で目を覚まし自分と家族の安全を確認してからTVで情報集、横倒しになった阪神高速や神戸の街が燃えているのを観て驚いたが、そんな中でも多くの人々がすし詰めの電車に乗って出勤していた、勿論俺も。
大きな余震で、駅の屋根が大きな音をたてて軋む。電車が駅に到着してドアが開いてもとてもじゃ無いが、人が乗り込める状態じゃ無い、コントみたいに人がギューギューすし詰め。　それでもスーツ着たおじさん達は車内に突進してドアにスジキリ一杯の電車に乗っていった。俺はとてもじゃ無いが無理だと思って3本電車を見送ってからようやく乗車し遅刻。
会社に着いたらまだ数人しか出社していなかったので、警報機のブザーが鳴り響く中、社内の片付け。
帰りの電車も通勤時程じゃ無いけど混んでいた、なれない仕事で緊張していた事もあり酷く疲れていた事を覚えている。

幸い友人知人に死者や大きな損害を受けた被災者はいなかったけど、宝塚に親戚がいたので連絡が取れるまで父母は大変心配していた。
10年一昔、だんだんあの衝撃は風化しつつある。
自治体が無料又は半額負担して家屋の防振性診断をしているにも関わらず受けてい無い人が大半である事がそれを裏付けている。
実際に一番被害が大きかった場所でそうなのだから後は言うに及ばず。

でも忘れちゃいけない、少なくとも俺は忘れない。
政治も報道も判断の遅れやミスやエゴで救える命を見逃した事、
住民も関西には大きな地震は起こらないという思い込みから
全く備えをしていなかった。
少なくとも自分の命と財産を守る自助努力を怠って
はいけない。