観劇「GOOD」。

2004年2月20日 演劇
昼過ぎ、2ヶ月ぶりに散髪しに床屋へ行って髪をバッツリ短く刈り込んでから、梅田のシアタードラマシティーに西村雅彦主演の芝居「GOOD」を観劇。
チケットを取った時は喜劇だと聞いていたのに実際にはコミカルなシーンもあったけど喜劇では無かった。
平日という事を考慮しても空席が多く、俺以外の客も後ろを振りかえってビックリしてた。
前の方は空席は殆んど無かったけど、後ろの1/3位は空席だった。

ストーリーもナチスの事を余り知らない人には難解で判り辛いかったし場面変換も唐突で益々難解度を高める始末。
所々、笑える場面も有ったが、脚本で面白いのでは無くて役者の個人技で笑わせている感が強かった。

全体的には上手く言えないけど、悲劇な喜劇といった感じ。
結末は唐突で「え、終わりなの?」って感じの終わり方で、殆んどの人が照明が点くまで終わった事に気づいて無かった。
俺自身はストーリーも何とか理解出来たが、多くの人が「難しくてよく判らない」って話ながら会場を後にしていた。

主演の西村氏も所々、彼独特のコミカルな一面を除かせたが、余りのセリフ量の多さに追われて、消化不良を起こしているように見えた。
今じっくり思い返して考えると、なる程と思えるのだがじっくり頭を使って考えないと飲み込めないのは舞台として失敗じゃないのかな?
終了後の拍手も義務感でしてる感じで、カーテンコールも2回だけで客全体がアッサリと席を立った事がそれを証明していると思う。

キャストが西村氏以下、増岡徹・宇梶剛士などの男優陣にカリスマチャイドルだった野村佑香に銀粉蝶・高峰ふぶきらの女優陣と豪華かつ演技派揃いだっただけに勿体無かった。

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