目がショボショボする。
ネットのやりすぎの所為、近頃は気が付いたら数時間たっている事もままある。
この日記のタイトルでもある「復活への道」は果てしなく遠く日々更に遠のいている気がする。
いや気がするのでは無くて事実遠のいている。

勤めていた時は仕事を辞める事が怖かったが、今は仕事につく事が怖い。
肉体的な不安も拭いきれないが、それよりも精神的な不安の方が大きい、辞める前の数ヶ月はホントに辛かった。
最初は持病の腰痛の悪化、上司が体調不良で度々休むのでかなり無理をして働き続けたのに、些細なミスを指摘され罵倒された。
人員が減っているのに仕事量は増え続け、その上「作業時間を短縮しろ!」との通達。
作業方法の改善や役割分担の再編などもしてかなりの成果も出ていたのだが、仕事量そのものが増えて効果も長くは続かない。
気が付けば休憩時間も返上して働き続けていた、酷い時は朝8時半から夜9時過ぎまで昼食の為の10分休憩だけで働き続ける事もあった。
基本的に肉体労働で1日の大半が立ち仕事、移動はダッシュ。
何か有れば館内放送で呼び出されるし、自分の仕事の合間には事務員の仕事の補助や電話対応までさせられた。
通常作業が終わっても事務的な作業を割り当てられ、週末は仕事を家に持ち帰る事も度々。

「休憩も取れない程働いたり、残業が多いのは無能だから」なんて言う奴等もいるが、ものには限度がある。
「何でも1人で抱え込むな、部下や同僚に仕事を回せば良いんだ。」
回してもそれ以上に仕事が回ってくる、部下も同僚も結構大変そうでとてもじゃ無いが回せなかった。

日に日に精神を病んでいくのが自覚できた、常にイライラしていたが、他人に当たる訳にも行かず悶々とするしかなかった。
頑張って成果を出しても誉められる事も無く、給料は増えるどころか残業代が減って年収は年々減っていき気が付けば3年間で年30万も減っていった。
残業が減ったといっても会社にいる時間はむしろ増えていたんだけど、上司が申請しないから部下である俺も申請し辛かった。
上司は合間合間に俺に仕事を振って休憩するが、俺は当然その分の仕事をしないといけないので更に休む間が無い。
(上司は他の部署も掛け持ちだから、戻ってこない時もあったし。)
頑張れば頑張る程に仕事が増えていった・・・。

腰に違和感を感じ始めたのは6月頃、梅雨時だし古傷だけに何時もの事なんて思っていた。
ただ何時と違っていたのは仕事量の異常な多さと権限は殆んど無いのに責任だけはしっかり与えられていた事。
自分のミスなら兎も角、他人のミスにまで責任を追及され罵倒される。
段々仕事をする事を苦行のように感じる様になっていた。
キリキリ働いて何時でも何処にいてもイライラしていた、夜夢の中でも働いて、罵倒されていた。
PCを買ってからタイピング練習としてつけていた日記も書く内容が暗く8月には3日分位しか書いていなかった。

9月に気を取り直して書き始めたが、限界が来ていた。
古傷とは反対側の腰も痛みだした事もあったのか集中力が極端に落ち、考えられないようなケアレスミスを連発し9月末には現場を外され完全に自信喪失状態に陥った。
ただ仕事が忙しい事に変わりは無かったので完全に外されていた訳では無いが、朝のミーティング時に同僚達の前で「こいつは戦力外」とか言われ酷く傷ついたし、毎日が針のムシロの上にいるようだった。
それまでの努力や成果が無視されたように感じ、作業中1人になるとそんな気は全然無いのに涙がこぼれた。
夜寝る前に「このまま目が覚めなければ良いのに」と思い、朝は「あと×時間頑張れば家に帰れるんだ」と思い出社した。
会社の側に近づくと腹痛と吐き気に見舞われたがそれでも頑張っていた。
そんなある日、部長に呼ばれ個人面談されそれと無く退職を促された。
数日後、何の前触れも無くプレッシャーを掛けまくられた上現場復帰させられた。
何とか名誉挽回・汚名返上と頑張ったものの一度狂った歯車は噛み合わず、ミスも出た上に腰痛の影響で筋力が落ちていて80kgはある大型商品の結束梱包を1人でする際にバランスを崩しその商品の下敷きになり危うく大怪我するところだった。

最早これまで、肉体的にも精神的にも限界だった。
上司に退職する事を伝えて後任者への引継ぎを如何するか等を話し合い残っていた有給休暇を全て消化した上で11月末に退職する事が決定した。
有給に入るまでの2週間程は辞めるのにマトモに働くのが馬鹿馬鹿しく思えたが、同僚や部下の為にもと思いセッセと引継ぎや資料作りに励んだ。

退職後は病院通いとそれまで出来なかった事をのんびりとやっていたが、それも次第に無くなり、苦手な寒い季節になった事もあって引き篭もりがちになった。
幸い退職金も思っていた以上に支給されたし、車や海外旅行といったお金の掛かる趣味も無く貯金が結構あったので慌てる必用も然程無かった事もあって現在に至っている。

全くの無収入になってもうすぐ3ヶ月、お金はまだまだ心配無いがボチボチ動き出さないとこのまま引篭もってしまいそうで自分でもチョット怖い。
目がショボショボするという内容からえらくかけ離れた上にダラダラと長くなってしまったし書いている内に思い出して凹んできた・・・。

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