CASSHERN

2004年11月10日 映画
DVD 松竹 2004/10/23 ¥4,935
そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和国の遺伝子工学の権威・東博士(寺尾總)は人体のスペアパーツを可能とする新造人間の開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライ(唐沢寿明)は人類に宣戦布告。博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子・鉄也(伊勢谷友介)を新造人間としてよみがえらせた…。


公開直後から映像はキレイだけどストーリーは・・・。という感想を見聞きする事が多かった本作をDVDで観ました。
CMでも流れていた敵ロボとの対戦シーンは確かにカッコ良かったけど全体的にアクションシーンが少なくてガックシ。
ストーリーに関しては言いたい(伝えたい)事は凄くシンプルなくせにゴチャゴチャ回りくどい表現をするから余計なストレスがかかってイライラした。
最後でバタバタとネタバレしていくのは良いけどソコでもゴチャゴチャしたカット割でストレスが溜まる、しかもあの結末は救いも糞もあったもんじゃ無いし・・・。
結局人間が全ていなくならなきゃ争いは無くならないって事でしょ?

誰かが自分の望みを叶えるためには他の誰かを犠牲にしなければならない、全ての人の願いが同時に叶う事は無い。
お互いに尊重しあって少しずつでも譲り合えば争わなくても済む事なのにそれが出来ないために血で血を洗う戦いが起こる。
そしてその争いには正義も悪も無くただ純粋な願いのみがそこにあり、誰かの願いという名のエゴが悲劇を連鎖させる。

劇中に戦争の発端になった出来事を伝えるシーンがあったがまんま今のアメリカとイラクの戦争と同じ理論なんだよね。

結論をいうと宇多田ヒカルの「誰かの願いが叶うころ」の糞長いPVです(w

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