僕の親父は定年後、家を新築した。
上のねーちゃんは玉の輿にのった。
下のねーちゃんは社長になった。
先輩は医者になり、僕は何にもならなかった。
……そんなある日、親父が若い女に恋をした
出演者は
杉本 大樹 堺 雅人(長男にして末っ子)
深谷さおり 星野真理(介護士)
武藤 正子 七瀬なつみ(長女)
杉本 美樹 菊池麻衣子(次女)
藪 一平 池田成志(3姉弟とは幼馴染の町医者)
杉本 正樹 前田 吟(父親)
家族を持っている人なら何時かは必ず遭遇する介護や相続を主軸に家族とは何ぞやと問いかける作品。
といっても決してお涙頂戴ものではなく、結構さらりとしたお話で結末も湿っぽくなく観やすい作品でした。
まぁ、それが物足りないと思う方も沢山いるとは思うけど個人的にはまあまあだったね。
1幕で冒頭で菊池と星野が台詞をカミまくっていたのがチョット気になったけどそれ以外は楽しく観賞できた。
見所は七瀬のスケ番姿と池田成志の生尻だったかな(w
七瀬さんは(多分)アドリブで池田に生尻を顔に押し付けられて、舞台上で一瞬素に戻って笑ってた、それを観て観客も笑う。
物語冒頭では普通に会話が成り立っていた、前田と星野だが途中長女と次女の会話内容から矛盾が生じてくる。
前田は脳出血で植物状態だというのだ。
結局、前田の台詞は全て前田の心の声って設定だったんだけどね。
前田吟の上手さと七瀬と池田の役上の美味しさが目立った作品。
観客の大半の注目だった堺雅人はなんか飄々とし過ぎてて俺の好みじゃなかった。
菊池は前半チョット台詞を噛んだ以外は可も無く不可も無くと言った感じでそつない演技。
星野は一生懸命さは伝わってきたけどチョット一本調子過ぎだったかな。
終演後、大楽という事でヒートアップする観客多数がSOするも俺は今回は客電が付くまで着席したまま。
あのメンツならもっと出来たと思うんだけどね、残念。
ブラボー、ブラボーと連呼してたバカにムカつきながらアンケートも出さずに会場を後にしたのであった。(この直後に映画を観る予定だったので)
客の着席が遅くおよそ8分押しで始まり、池田のアドリブにウロタエた七瀬が立ち直るの掛かった2分の計10分終演時間がずれた。
カテコを入れるとトータルで15分押し、コレが俺には痛恨のタイムロスだった…orz
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