ISBN:4167174057
文庫
石田 衣良
文芸春秋
2001/12
¥500
13歳の弟は猟奇殺人犯!?14歳の「ぼく」の孤独な闘いが始まった。今を生きる子どもたちの光と影をみずみずしく描く問題作。麗らかな春の朝、緑豊かなニュータウンで九歳の女の子の遺体が発見された!現場に残された謎のサインは「夜の王子」。嵐の夜、十三歳の少年の補導で事件は解決するが、関係者にとっての本当の苦しみはそのときから始まった。崩壊する家族、変質する地域社会、沈黙を守る学校。「夜の王子」の真実と犯行の理由を求めて、十四歳の兄が、ひとりきりの困難な調査を開始した。

読もう読もうと思いつつナカナカ手に取る事がなかった作品ですが、先日図書館で借りて昨夜湯船に浸かりながら3時間程で読了。
本作は神戸連続児童殺傷事件をモチーフにした作品だけど目線は犯人ではなく、犯人の兄と業界に馴染みきれない若手新聞記者がメインでなかなか面白かった。
ただ結末は個人的に納得がいかないんだけどね…。
でも一人の少年の成長期だと思えばアレで良いのかな?

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