ISBN:410117413X 文庫 隆 慶一郎 新潮社 1990/09 ¥660
徳川家康より与えられた「神君御免状」をめぐる裏柳生との争いに勝ち、松永誠一郎は色里・吉原の惣名主となった。だが、一度は敗れながら、なお執拗に御免状を狙う裏柳生の総師・柳生義仙の邪剣が再び誠一郎に迫る。加えて吉原を潰すべく岡場所が各所に乱立し、さらに柳生の守護神・荒木又右衛門も江戸に現れた。ついに吉原と裏柳生全面対決が―。圧倒的迫力で描く時代長編。

登場人物が皆カッコ(・∀・)イイ!! 
話も面白くてスラスラ読めるのでお勧め。
ただ主要登場人物が複数亡くなるのが辛い。
本作で一番好きな場面は幻斎の最後の闘いのシーン。
本来、4部作になるはずの作品ながら作者の急逝のため第2部にあたる本作をもって未完のまま終了。
幻斎以下複数の主要登場人物が亡くなったとはいえ新たな登場人物、誠一郎とおしゃぶの愛娘おふうが登場。
第一作『吉原御免状』で熊野のおばばさまが15年後に会いましょうっていってたのは恐らくおふう絡みでの事だと思うし。
義仙がある種の悟りを開いたことで敵は裏柳生から幕府に変わるんだろうとか色々想像して楽しむけど答えは当然判らずしまい。

ああ、続きが読みたい・・・無理なんだけどね。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索