一夢庵風流記

2005年11月17日 読書
 
ISBN:4087498778
文庫
隆 慶一郎
集英社
1992/12
¥700
戦国末期、天下の傾奇者として知られる男がいた。派手な格好と異様な振る舞いで人を驚かすのを愉しむ男、名は前田慶次郎という。巨躯巨漢で、一度合戦になるや、朱色の長槍を振り回し、敵陣に一人斬り込んでいく剛毅ないくさ人であり、当代一流の風流人でもあった。そして何より、自由を愛するさすらい人でもあった。故あって、妻子を置き旅に出た男の奔放苛烈な生き様を描く時代長編。

あらすじは昔ジャンプに連載されていたマンガ『花の慶次』の原作なので大体知っていたけど改めて原作を読むとマンガよりも面白かった。
あと、既読の『吉原御免状』シリーズの主要登場人物である庄治甚内(幻斎)の若かりし頃に本作の主人公である前田慶次郎と関わったってエピソードもあって1粒で2度美味しかった。

少しページ数は多いけどスラスラ読めるのでお勧め。

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