鬼麿斬人剣

2005年11月28日 読書
ISBN:4101174121 文庫 隆 慶一郎 新潮社 1990/04 ¥540
山中に捨てられ、長じて名刀工・源清麿に師事した巨躯の野人・鬼麿は、亡き師が心ならずも遺した数打ちの駄刀を諸国に捜し、折り捨てる旅に出た。試し剣術独特の構えから繰り出されるその長刀は、人も刀も石をも鉄も瞬時に切り裂く。中山道、野麦街道、丹波路、山陰道と、師の足跡を追い、女を惹きつけ、伊賀者に追われつつ、異色のヒーローが繰り広げる斬人剣八番勝負。

う〜ん、普通っていうか今まで読んだ隆慶一郎の作品の中では一番読むのに時間が掛かった。
吉原御免状シリーズの松永誠一郎、一夢庵風流記の前田慶次郎らに比べると本作の主人公の鬼麿はイマイチ感があった。
単なる好みの問題だろうけどね。
鬼麿よりも師匠の清麿の方が如何考えても魅力的だし・・・w

まぁ清麿の方は実在の人物で結構ファンもいるらしく下手な事が書けないから清麿の弟子の話にしたらしいから当然かもしれないけどね。

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